栃木県企業局と栃木県土地開発公社が「栃木県産業団地視察バスツアー」を開いた。東京駅から出発し、あがた駅南産業団地(足利市)と野木第二工業団地(野木町)を視察し、ゼネコンや金融機関、立地を視野に入れる企業など合わせて20社31人が参加した。東京圏からのアクセスの良さなど魅力をPRし、企業誘致に弾みをつける狙いだ。
あがた駅南産業団地では、企業局の担当者が「緑地は団地全体でカバーしているため、各工場が工場立地法上の緑地を整備する必要はない。ただ、緩衝帯緑地については一部持って頂くことになる」と有効面積が多い優位性などを解説。足利市の担当者は建物の固定資産税評価額の2%を補助する「建物建設助成金」などいずれも限度額がない四つの優遇制度を紹介した。
野木第二工業団地では土地開発公社が「都心部から60キロメートル程度と近い栃木県最南端の工業団地だ」とアクセスの良さを話したほか、造成工事の進捗(しんちょく)状況を紹介した。
両団地ともに19年3月の完成を目指して造成中。団地面積はあがた駅南産業団地が約18万4000平方メートル、野木第二工業団地が18万9000平方メートル程度。(宇都宮)