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山口市、新産業団地を整備 22年度分譲開始

【2018年03月15日付 中小企業・地域経済面 日刊工業新聞電子版

【山口】山口市は新たな産業団地を整備する。市内には現在、山口テクノパークなど四つの市有団地があるが好景気を背景に企業進出が相次ぎ、残区画が1区画となったため造成を決めた。分譲面積は10万平方メートル程度の中規模を予定しており、2022年度からの分譲開始を目指す。

新団地は山陽自動車道山口南ICから5分の鋳銭司地域に整備する。雇用確保の点から主に製造業向けに販売する。

優れた交通インフラや自然災害の少なさを理由に山口市に企業進出が活発化している。16年にテルモが子会社のテルモ山口を稼働、17年末には新生産棟の建設を表明するなど、過去3年間だけでも17件の企業進出、または増設が決まっている。

新団地が完成するまでの数年間は用地不足が懸念されるが、「山口市企業立地促進条例」を改正し、民間用地への進出に対して土地取得金額の20%、または固定資産評価額の30%のいずれか低い額を限度額なしで補助も決めた。

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