東京ガスと三井物産が参画するタイの天然ガス配給会社、ガルフWHAMTは同国初となる民間事業者によるガス供給を開始した。東ガスは1月に東南アジア事業子会社の東京ガスアジア(シンガポール)を通じ、三井物産とタイに合弁会社を設立してガルフWHAMTに30%出資。同社がタイ政府の投資奨励地域「東部経済回廊(EEC)」内の工業団地で供給体制を整えて事業化した。
タイではガス市場の民間開放が進んでおり、日系企業も多いEEC内の工業団地で東ガスのノウハウを生かしながら、産業需要を開拓していく。
東ガスの海外でのガス配給事業への出資はマレーシア、ベトナム、インドネシアに次いで4件目。