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富山市、工業団地を拡張 来月1日募集開始

【2019年01月18日付 中小企業・地域経済面 日刊工業新聞電子版

呉羽南部企業団地で新たに分譲するDブロックとEブロック、隣接する富山西インターチェンジ(富山市役所提供)

【富山】富山市は市西部に位置する工業団地「呉羽南部企業団地」の面積を2倍に拡張して、約19万平方メートルの分譲地を新たに整備し、2月1日に入居企業の募集を始める。2020年度末に引き渡しの予定。分譲価格は1平方メートル当たり2万9600円。好況続きで企業の設備投資意欲が高まっている中、日本海側では三大都市圏から等距離にある好立地をもとに、企業立地の需要を捉える。

製造業、運輸・流通業、サービス業など幅広い業種から入居企業を募る。同団地は1期工事によってA―Cブロックの約18万5000平方メートルが整備・入居済み。第2期工事ではDブロック約1万6500平方メートル、Eブロック約17万3700平方メートルを整備する。

北陸自動車道の富山西インターチェンジに隣接しており、首都圏、関西圏、東海圏とは車で3―5時間程度の距離にある。このアクセス性の高さに加え、工場新設にあたり用地・建物・設備の取得費の5―10%を補助するほか、富山市在住者を新規雇用する場合に1人当たり50万円を助成するなどの支援制度をフル活用し、企業の立地を促す考えだ。

市の商工労働部工業政策課では「富山市内にはこれまでモノづくり企業の立地が多かったが、今回はより対象業種を拡大し、積極的な企業誘致に努めていきたい」としている。

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