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カジテック、ベトナムに金属部品の新工場 中国に次ぐ拠点

【2019年1月28日付 機械・ロボット・航空機面 日刊工業新聞電子版

カジテック(大阪府門真市、梶原吉彦社長、072・883・1596)は、ベトナムで金属加工部品の量産を始めた。ベトナム・ハノイ市に新工場(写真)を完成し、電力会社向け機器部品などを生産する。同社の海外生産拠点は中国・大連市に次ぎ2カ所目となる。

ベトナム工場はハノイ近郊のドンバン工業団地内に建設し、延べ床面積は約2300平方メートル。大連工場から移管したブレーカーの部品などの生産を始めており、コスト競争力を向上させる。

東南アジア向けの受注品で従来は大連工場から生産・出荷していたものを、ベトナム工場から供給することで物流コストも削減する。受注拡大に応じ、第2期の生産拡張も検討していく。

大連工場は04年に開設。日本と同じ品質で、日系企業向けの放熱板や電力会社のスマートメーター(通信機能付き電力量計)向け部品、医療関連部品などの量産品を手がける。

順次生産能力を増強し、数千個単位の量産品から小ロットの試作品まで対応する一貫受注体制を整える。今後は試作品の受注に一層力を入れていく。

カジテックは、電力やメディカル、ロボット、航空・宇宙関連など多業種の金属部品加工を手がけている。

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