浦安鉄鋼団地協同組合(千葉県浦安市)がまとめた5月の景況実感調査(会員145社対象)は、現在の景況感について前月よりも「好況」「やや好況」と回答した企業が、前月調査比4社減の6社だった。減少は大型連休があったために稼働日が少なかったことや、メーカーによる鋼材値上げが相次ぐ中で価格転嫁の進みが遅く、採算が悪化していることが主な要因とみられる。
「横ばい」と回答した企業は、同3社増の69社。「不況」「やや不況」と回答した企業は、同1社増の56社となった。
同調査によると、売上数量について前月より「好況」「やや好況」との回答は同14社減の12社、売上高は「好況」「やや好況」が同16社減の16社、収益状況(粗利)で「好況」「やや好況」が同10社減の14社と、売り上げ、利益ともに前月より下回っている。
5月に関しては、…