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JX金属、茨城・日立に2工場 スパッタリングターゲット材など需要増対応

【2021年12月9日付 素材・医療・ヘルスケア2面 日刊工業新聞電子版

【水戸】JX金属は8日、半導体向けスパッタリングターゲット材と圧延銅箔をそれぞれ生産する2工場を茨城県日立市内に新設すると発表した。投資総額は計約300億円。第5世代通信(5G)やデジタル変革(DX)の進展などを受け、半導体や電子部品の爆発的な需要の増加に対応する。

半導体の金属配線用膜材料となるスパッタリングターゲット材の新工場は、日立北部工業団地内に建設し、投資額は約140億円。熔解・圧延工程を担う工場として、2023年度下期に稼働する。新工場を含めた全社で同材料の生産能力を20年度比80%増強する。

電子部品に使う圧延銅箔の新工場は、…

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