浦安鉄鋼団地協同組合(千葉県浦安市)がまとめた4月の景況実感調査(会員143社対象)は、現在の景況感について、前月に比べて「不況」「やや不況」と答えた企業が、前月調査比4社増の42社となった。稼働日が3月より減ったことや、半導体不足、中国・上海市でのロックダウン(都市封鎖)、ロシアによるウクライナ侵攻などで経済・生産活動が停滞し、影響を受けた企業が増えた模様だ。
項目別では、売上数量について前月より「不況」「やや不況」との回答が同50社増の67社、売上高で同様の回答が同41社増の61社、収益状況(粗利)で同様の回答が同20社増の45社と、それぞれの項目で前月より不調さを感じる企業が増えた。
「稼働日は20日と前月比2日減。新年度入りとなったが荷動きは低調」「4月は稼働日数も少なく売り上げは減」(薄板・表面処理鋼板業者)、「荷動きは稼働日数減から売り上げ、数量は減少」(H形鋼業者)と稼働日減を指摘する声が業種を問わず見られたほか、…