レンゴーは27日、愛媛県東温市の田窪工業団地で段ボールケース・シートの新工場(完成予想図)の建設に着手したと発表した。生産能力を従来比約3割高める。総投資額は約140億円で、2024年1月の操業開始を目指す。
地元の道路整備に伴う一部土地収用にあたり既存の松山工場(松山市)を移転する。新工場の延べ床面積は約3万2400平方メートルで従来の約2・5倍。
段ボール貼り合わせ装置の定時貼合能力は約700万平方メートル、最大貼合能力は約900万平方メートルで、いずれも従来から3割高まる。
太陽光発電と液化天然ガス(LNG)サテライト設備を置く。太陽光発電の最大出力は1000キロワット、年間総発電量は約180万キロワット時を予定。交通アクセスが良く四国内の供給網を一層強化する。