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阪急阪神不、ベトナムに物流倉庫 中部2工業団地に今秋完成

【2023年1月26日付 建設・生活・環境・エネルギー1面 日刊工業新聞電子版

阪急阪神不動産(大阪市北区、諸冨隆一社長)は、シーアールイー、シンガポールのセムコープ・デベロップメントと共同で、ベトナム中部の2カ所の工業団地で物流倉庫を着工した。計6棟、総賃貸面積約7万3000平方メートルの規模で、ともに秋ごろに完成する予定。工業団地はベトナムとシンガポールの政府が支援して設備などのハード面が充実している上、港や空港などへのアクセスに優れており、輸出入での需要を見込む。

クアンガイ省の工業団地に3棟で面積約3万3600平方メートル、ゲアン省の工業団地に3棟で同約3万9400平方メートルで建設する。ゲアン省と北部の主要都市のハノイ市間は2024年に高速道路で結ばれる予定で物流の需要増も見込める。

ベトナム北部の既存倉庫と合わせると、計10棟、総賃貸面積約13万平方メートルの規模になる。

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