東京ガスは27日、三菱ケミカルから鹿島動力(茨城県神栖市)の株式14・7%を31日付で取得すると発表した。筆頭株主となり東京ガスエンジニアリングソリューションズ(TGES)とともに、鹿島動力のエネルギーセンターを運営する。
鹿島動力は波崎工業団地(同市)の立地企業が出資し、1975年4月に設立された。大型ガスコージェネレーションシステムなどを保有し20社20事業所に蒸気や電気を供給している。筆頭株主の三菱ケミカルが同工業団地で生産終了に伴い譲渡先を探していた。東京ガスグループは鹿島動力に燃料供給やコジェネを納入している。
また、鹿島動力とTGESは4000キロワット規模のオンサイトPPA(電力販売契約)による太陽光発電設備を導入し23年度中の稼働で合意している。