【福山】広島県福山市は29日、市内北部で開発中の福山北産業団地第2期に進出を決めた大和ハウス工業とサトウ製作所(広島県福山市)の2社と立地協定を結んだ。これで同団地は、すべての区画への進出企業が決定した。造成工事を進め、9月の団地完成を目ざす。
大和ハウス工業は、賃貸型の物流施設「DPL福山(仮称)」を建設する。延べ床面積は約2万8050平方メートルで、2025年4月の完成予定。地場アパレルメーカーなど、4社の入居を募る。
サトウ製作所は24年秋の完成を目指して本社工場を建設、移転する。現本社が18年の西日本豪雨で床上浸水しており、事業継続計画(BCP)の点から移転先を探していた。
それぞれの分譲面積と価格は、大和ハウス工業が4・2ヘクタールで約11億3100万円、サトウ製作所が0・2ヘクタールで約6400万円。