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サンコール、EV部品で攻勢 京都・亀岡に開発拠点

【2023年7月4日付 総合1面 日刊工業新聞電子版

【京都】サンコールは京都府亀岡市に開発拠点を2024年度に新設する。シャントバスバーやシャントセンサー、磁気式センサーなど電流センサー事業を強化する。投資額は約12億円。また欧州に販売子会社を設立し、月内に稼働する。電流センサーは電気自動車(EV)のバッテリー制御システムなどに使用され、需要拡大が見込まれる。同社は電流センサー事業を成長戦略の柱と位置付けている。

開発の新拠点は亀岡市の篠企業団地内に建設し、24年9月の稼働を目指す。京都南工場(京都市南区)から電流センサーの開発機能を移管するとともに、検査装置などを新たに導入。シャントバスバーへのセンサー基板の実装や磁気式センサーの組み立て、機能の検証、新製品の開発なども行う。

センサー用基板の内製化や、電流センサーの新生産拠点の整備も検討しており、同センサーの生産能力を25年までに現状比7倍に引き上げる。

一方、販売面ではドイツのミュンヘンに電流センサーの販売子会社を設立した。これまで欧州では

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