顧客要望に最適対応
【いわき】ワインデング福島(福島県南相馬市、清信正幸社長)は、南相馬市内に産業用巻き線モーターの新工場を建設する。自動化機器を導入し、高品質なモーターの大量生産体制を構築する。2024年8月に完成予定。投資総額は6億9000万円で、経済産業省の企業立地補助金などを受けた。同市内の既存工場でのユーザーの要望に応じた手巻きコイル製品の多品種少量生産との両輪で、幅広い市場ニーズに対応する。
新設する「原町第2工場」は、既存の原町工場(福島県南相馬市)の隣接地に取得した3000平方メートルの用地に建設する。建屋は2階建てで延べ床面積は2200平方メートル。
コイル巻き、絶縁紙などを本体に一緒に投入する装置や成形機、コイル結束機、仕上げ機などを中心に計10数台の生産設備を導入する。鉄、銅、紙、樹脂、糸とさまざまな材料を組み込む工程を機械化・自動化することで、…