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ニュース拡大鏡/岩手・奥州市の新工業団地、半導体活況で全区画完売 異例の早さ

【2025年2月12日付 東日本面 日刊工業新聞電子版

市、産業集積視野にサポート強化

岩手県奥州市の新工業団地「江刺フロンティアパークII」の分譲12区画が完売した。同市との間で進出先が立地調印を結んだ。2023年3月に調印した東京エレクトロンテクノロジーソリューションズ(山梨県韮崎市)を皮切りに、半導体関連4社の進出が決まった。半導体市場の活況を受け、半導体製造装置や、同装置に組み込む各種機器などを早期に増産するのが各社の狙いだ。(編集委員・大矢修一)

24年10月に全体の造成を終えた江刺フロンティアパークIIの分譲面積は約17・6ヘクタールで、市は全12区画を整備した。1区画の面積は0・3―9・5ヘクタール。奥州市は1月にフジキン(大阪市北区)と立地調印を交わし、分譲する全区画を完売した。国内で半導体分野の設備投資が継続する中、市は「(新工業団地は)タイミング良く分譲できた」(商工観光部企業振興課)と異例の早さでの完売に驚きを見せる。

新工業団地には、

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