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ニュース拡大鏡/奈良県、水素シフト加速 脱炭素の中核

【2024年8月20日付 西日本面 日刊工業新聞電子版

戦略地域に製造・供給集約

奈良県は水素・脱炭素社会の実現に向けて動く。2024年度中に脱炭素戦略と水素基本計画を策定し、水素製造拠点や水素を供給する水素ステーションの重点戦略地域を定め、30年度の水素導入量や脱炭素化目標などを決める。工業団地への再生可能エネルギー導入、路線バスなどの地域公共交通事業者やトラックなどの貨物輸送事業者への燃料電池自動車(FCV)の普及を図る。山下真知事は「水素社会で先頭を走る」と意気込む。(奈良・市川哲寛)

奈良県は地勢的要件と系統電源の制約で、水力発電や風力発電を導入するには限界があり、太陽光発電と水素エネルギーが重要だと位置付ける。

特に水素は利用段階で

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