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ヒメジ理化、半導体向け石英部品増強 姫路に新工場

【2025年10月7日付 総合4面 日刊工業新聞電子版

ヒメジ理化は兵庫県姫路市で新工場を建設する。延べ床面積は約1万平方メートルで半導体向け石英部品の工場として活用する。新工場予定地周辺の土地約4万平方メートルで農業も始める。本業の石英加工と新規参入の農業を通じて、事業拡大だけでなく姫路市を含む同県播磨地域の雇用創出といった地域活性化につなげる。

ヒメジ理化グループは姫路市別所町の土地約8万平方メートルを取得済み。うち約4万平方メートルを新工場用地に充てる。新工場では半導体製造プロセスで用いる石英製品を作る方針。具体的な製品や導入設備、投資額、稼働時期について同社は「市況や今後リリースされる製品需要に合わせ適切に判断していく」としている。姫路市夢前町の本社工場は拡張余地がないため、新工場を今後数十年での姫路地域の中核工場に位置付けている。今後増設できるよう土地に余裕を持たせた。

車載や民生機器向けなど比較的多くの半導体が製造される量産用途で

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