■英EU離脱も景気押し下げ 欧州では、新型コロナウイルスの感染者数が高止まりし、2020年末にかけて再び増加する国も見られた。このため、各国は規制の再強化に踏み切らざるを得ず、景気回復の維持と感染拡大抑制を両立すべく試行錯誤を繰り返し、出口の見えない状態が続いている。 有効なワクチンの承認・接種開始が悪循環を断ち切る転換点と期待されるが、供給制約がある現状では、景気を大きく押し上げる即効薬とはなりにくい。人々の行動制限が解除されるためには、一部の人々や地域では意味がなく、ワクチンが広く普及することが求められよう。 従って、それまでは、従前の財政金融政策で下支えする必要がある。実際、… 日刊工業新聞電子版で続きを読む (電子版への会員登録・ログインが必要です) 【関連記事・情報】 【連載】グローバルの眼/債務共有化に動き出すEU 【連載】グローバルの眼/感染第2波襲う欧州 【連載】グローバルの眼/新型コロナ 欧州経済の脅威に 【連載】グローバルの眼/コロナ危機、英・EU協議に影 【連載】グローバルの眼/欧州の経済対策、企業支援柱に グローバルの眼EU欧州国際経済FTA新型コロナワクチン英EU離脱