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小名浜製作所、福島・相馬に新工場 メンテ事業拡充

【2019年3月22日付 中小企業・地域経済面 日刊工業新聞電子版

【いわき】小名浜製作所(福島県いわき市、小野正勝社長、0246・56・7242)は、発電プラント関連やプラントメンテナンス事業を拡充する。相馬中核工業団地(同相馬市)に3800平方メートルの用地を取得。延べ床面積360平方メートルの倉庫兼工場を建設し、10月から操業する。投資金額は非公表。同社が新拠点を構えるのは初めて。北関東から南東北エリアをターゲットに事業を拡大する。

石油資源開発などが出資する福島ガス発電(東京都千代田区)が相馬市に2020年春以降の完成を目指している天然ガス火力発電(59万キロワット2機)プラント向けに配管の組み立てを行う。人員は年内に20―30人となる予定。さらに相馬市周辺地域から宮城県に至るエリアでプラントメンテナンス事業を進め、その事業拡大に合わせて工場も拡充する。

同社はプラントの機械設備、製缶、配管などの設計・施工とメンテナンスまで行う総合エンジニリング事業を化学工場や製鉄工場、発電プラント、水処理施設向けなどに展開している。従業員は126人。19年3月末の売上高は20億円で、うちメンテ関連は10億円。

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