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菊池製作所、福島市にロボ開発拠点 医療・介護向け、産学官連携

【2018年11月27日付 中小企業・地域経済面 日刊工業新聞電子版

【福島】菊池製作所は、福島市に医療や介護向けサービス・サポートロボットの研究開発拠点「福島おおざそう開発・実証センター(仮称)」を建設する。同センターを核に開発や製造、販売などを担う産学官の各プレーヤーが一体となりユーザー目線での製品開発を推進する。土地や建屋などで約6億円を投じる。2022年5月の操業を目指す。

福島市が同市大笹生で整備を進める「福島おおざそうインター工業団地」で約9200平方メートルの工業用地を取得。先端医療機器や介護現場の負担を軽減する装着型アシストスーツ、歩行支援ロボットなどの開発や製品化に向けての実証、検証試験などを行う。同団地への企業立地は初めて。

地域に開放したリハビリジムやサポートロボットなどを体験できる製品展示場も設け地域活性化につなげる。社員も操業時の6人から業容に準じて30人まで増やす計画。

企業立地に関する基本協定の調印式で同社の菊池功社長(写真左)は「社会ニーズに応える製品を福島から国内外に発信していく」と抱負を語った。福島市の木幡浩市長(同右)は「センターを産学官連携のプラットホームとして関連産業の集積が加速することを期待する」と述べた。

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