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南海スチール、雑賀崎工業団地に新工場 1億2000万円投資

【2019年7月10日付 建設・生活・環境・エネルギー面 日刊工業新聞電子版

【和歌山】南海スチール(和歌山市、中野一宏社長、073・445・3700)は和歌山市の雑賀崎工業団地内に第3工場を増設する。和歌山県が9日発表した。住宅基礎ユニット鉄筋や土木鉄筋製品の生産を増強する狙い。土地代を除いた、建物や機械設備などの投資額は約1億2000万円。2020年4月に操業開始予定。

増設する工場は敷地面積3582平方メートル、延べ床面積892平方メートル。3年間で新たに12人の地元雇用を見込む。同社は住宅基礎ユニット鉄筋を主体に製造。大手住宅メーカーなどから技術力が評価され、売上高が増えている。また、河川鋼製護岸枠などの土木鉄筋製品も災害防止や復旧に活用でき、今後の受注拡大を見込む。19年3月期の売上高は11億8100万円。

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