【京都】村田製作所は5日、積層セラミックコンデンサー(MLCC)を製造するイワミ村田製作所(島根県大田市)を増強すると発表した。総投資額は約50億円。生産能力は明らかにしていないが、イワミ村田の本社工場と同規模の約5万平方メートルの用地を同市内の工業団地で取得し、新たに生産棟を建てる。同本社工場内の既存棟の生産設備も増設する計画だ。 MLCCは足元では市場の在庫調整や中国経済の成長鈍化が懸念されるが、電子機器の高機能化、自動車の電装化の進展により需要増が確実とみて増強する。新生産棟は地上4階建ての延べ床面積9131平方メートル、2020年5月の完成予定。既存棟の増強は今後3年かけて進める。 【関連記事・情報】 村田製作所、MLCC原材料生産増強へ 車・スマホ向け需用増 銘板センター山陰、松江に新本社工場 樹脂部品加工好調で2億円投資 クリスタル光学、京都第2工場 大型部材3割増産 双日、タイ・サハと受託契約 工業団地の販売代理で 【連載】グローバルの眼/インド南部に熱い視線 → 日刊工業新聞電子版で「京都府」関連の工業・産業ニュースを見る (電子版への会員登録が必要です) 工業団地太田市京都府島根県積層セラミックコンデンサー