東亜建設工業は3日、バングラデシュ経済特区庁(BEZA)と「外国直接投資促進事業バングラデシュ特別経済特区(SEZ)造成工事」の契約を調印したと発表した。同国ダッカ管区ナラヤンガンジ県で、約200万平方メートルに及ぶ経済特区と周辺インフラ向け造成工事を行う。工期は912日(約30カ月)、受注額は約85億円。国際協力機構(JICA)による政府開発援助(ODA)の有償資金協力(円借款)で実施する。
造成に使う埋立砂は工事場所の東にあるメグナ川流域の川底からしゅんせつし、パイプラインで圧送して埋め立てる。アクセス道路も工事する。同国は年率7―8%の高い経済成長率を持続し、外国企業の誘致へ経済特区の建設を多数計画している。