JFEスチール、伊藤忠丸紅鉄鋼(東京都中央区)など国内外5社は、ミャンマーのヤンゴン市南部にあるティラワ工業団地で建設を進めていた建材用カラー鋼板の生産ラインが稼働を始めた。同鋼板を年間10万トン生産できる能力を持つ。
18万トンの年産能力を持つ建材用溶融亜鉛メッキ鋼板の生産ラインも、2020年半ばに稼働を始める予定。ミャンマーの経済成長に伴って高級建材の需要が増大することに対応する狙いだ。
ほかにJFE商事や阪和興業、シンガポールの建材薄板関連事業会社のメランティ・スチールが参画する合弁事業として、カラー鋼板、溶融亜鉛メッキ鋼板の両生産ラインを含む工場建設に総額1億ドル(約110億円)を投じる計画。