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石英理研が工場増設 半導体装置向け、生産能力2倍

【2020年4月20日付 東日本面 日刊工業新聞電子版

福島県郡山市の本社工場(建物左が既存建屋で右が増設部、イメージ)

石英理研(福島県郡山市、赤錆充社長、024・941・1880)は、2019年10月の台風19号で被災した本社工場を増設する。既存建屋に隣接する形で新工場を建て、21年3月頃の稼働を目指す。投資額は約10億円。半導体製造装置向け石英ガラス製品の受注増を見込む。人員も順次増やし、23年5月期をめどに本社工場全体の生産能力を現状比2倍に高める。

郡山中央工業団地(同市)内にある石英理研の本社工場は、台風19号により付近の阿武隈川が氾濫したため工場が約1・3メートル浸水し、約2カ月にわたり工場内で加工ができなかった。新建屋では浸水対策として、1階は駐車場や会議室などにし、工場スペースは地面から4・3メートル高い2階部分に設ける。

延べ床面積は約2600平方メートルで、…

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