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高まる栃木県の用地需要 医療機器のマニー、キリンビール跡地取得

【2020年4月6日付 東日本面 日刊工業新聞電子版

10年に閉鎖された栃木県高根沢町のキリンビール栃木工場跡地

医療機器メーカーのマニーは、キリンビールが2010年10月に閉鎖した旧栃木工場跡地(栃木県高根沢町)を取得する。地元にとって長年の懸案が一つ解決した格好だ。栃木県内では用地需要の高まりなどを背景に、ここ数年でパナソニックやブリヂストンなどの工場跡地の活用に向けた動きが活発化している。(栃木・大川諒介)

マニーが2日、発表した。キリンビールの工場跡地は、更地で敷地面積約29万平方メートルに及ぶ。ビール類の需要低迷を受け10年に工場を閉鎖して以降、高根沢町と企業誘致や用地活用に向けた協議を続けたが、売却先や具体的な方針は決まらずにいた。同社は3月30日付でマニーと土地売買契約を結び、用地整備を経て21年に引き渡す予定だ。

マニーは手術用縫合針や…

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