クボタは11日、福島県浪江町との間で配水管の敷設工事の契約を締結したと発表した。東日本大震災の復興事業の一環で同町が2023年度の完成を目指し、企業誘致を進めている棚塩産業団地への基幹管路となる配水管を新たに整備する。 配水池から同団地につながる配水管で耐震性を備えた口径0・3メートルのGX形ダクタイル鉄管を新設する。管路距離は約2キロメートル分。契約額は約5億円(消費税抜き)。クボタが中心となり21年3月までに工事を完了させる。 契約は設計・施工を民間委託するDB方式。クボタが培ってきた管路整備の技術力やノウハウが評価された。東北地方での配水管敷設の同方式による受注は今回が初めてという。 【関連記事・情報】 福島県、産業創造へ工業団地造成-復興の道 歩み確かに 須賀川テクニカルリサーチガーデン 福島市、企業立地で新組織 財務事務所・14金融機関と連携 福島おおざそうインター工業団地 福島市、都内の企業立地セミに200人参加 → 日刊工業新聞電子版で「福島県」関連の工業・産業ニュースを見る (電子版への会員登録が必要です) 福島県浪江町クボタ配水管敷設工事東日本大震災棚塩産業団地水道管敷設