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埼玉県西部地域、産業立地が活発化 圏央道周辺に工業団地、続々と

【2021年6月21日付 東日本面 日刊工業新聞電子版

東松山市に造成中の産業用地

埼玉県西部地域ではここ数年、新産業団地開設や新設計画が続々と表面化している。東松山市では5年間で二つの工業団地を増設するなど20社の誘致に成功した。飯能市では72万平方メートルにおよぶ新工業団地をほぼ完売。東京都に接する所沢市では、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)入間インターチェンジ直近にある三ケ島工業団地周辺地を新工業団地として2年後の開設を目指す。一方、狭山市ではホンダ狭山工場の閉鎖を控える。同地域での産業立地の動向を取材した。(川越・岡部正広)

埼玉西部地域にはもともと関越自動車道(関越道)があるが、主に首都圏と信越地域を結ぶに止まっていた。潮目が大きく変わったのは、東西を貫く圏央道が、関越道をはじめ縦に向かう複数の高速道路を結んだこと。東は東関東自動車道、常磐自動車道から東北自動車道、西は中央自動車道、東名高速道路を都心迂回(うかい)で接続する高速道路網の完成だ。

こうした利便性向上の流れにいち早く乗ったのが、都心から60キロメートル前後離れた東松山市。現在、…

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