双日はベトナム南部で工業団地を新設する方針を固めた。2021年度内の開発着手を検討している。現在同国で運営する総開発面積約270ヘクタール規模のロンドウック工業団地と同程度を想定する。新型コロナの影響で日本からベトナムへの直接投資は伸び悩んだが、安定した政治情勢や人件費の安さ、内需の成長性などにより依然として将来性は高く、日系企業のニーズがあると判断した。
双日はアジアを中心に5カ国11拠点で工業団地を展開している。前回ベトナムに工業団地を開設したのは13年で、今回の開発で双日が手がける工業団地は4カ所目となる。それ以降もベトナム南部のホーチミン市近郊は経済的に発展しており、政府も工業団地の誘致を積極化している。製造業を中心に日本企業の進出が進んでいる。
新工場団地では、…