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浦安鉄鋼団地協組の景況調査 8月「不況」1社増、稼働日減など影響

【2022年9月28日付 商品市況面 日刊工業新聞電子版

浦安鉄鋼団地協同組合(千葉県浦安市)がまとめた8月の景況実感調査(会員143社対象)は、現在の景況感について、前月に比べて「不況」「やや不況」と答えた企業が、前月調査比1社増の55社となった。夏期休暇のため稼働日が減ったことや、安価な外国材の流入により、高炉メーカーが実施した値上げ分の転嫁が難しくなったことが、大きな影響を及ぼしている。

項目別では、売上数量について前月より「不況」「やや不況」との回答が同19社増の78社、売上高で同様の回答が同22社増の77社、収益状況(粗利)で同様の回答が同16社増の62社と、7月調査に続いて、各項目で不調さを感じる企業が増加した。

その背景に「8月は稼働日が少なく数量が減少」(薄板・表面処理鋼板業者)、「店売り関連は営業日数が少なかったこともあり、売り上げも減少」(厚板業者)、「8月は稼働日が少ない分、処理量も減った」(金属表面処理業者)と稼働日減に理由を見いだす声が、業種を問わず上がった。

「需要は低迷したまま。安価な輸入材が多く入ってきており、

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