【相模原】ホクエツ(神奈川県大和市、鈴木正喜社長)は新たに「元素分析室」を設置した。同社が入居する工業団地「テクノプラザ大和」のセンタービル4階に分析機器を導入。広さは約264平方メートルで、共有スペースに卓球台やいろりなども設置し、社員の福利厚生にも活用する。
同社は半導体ガス除害装置、ガス供給装置の設計・製作・販売や微酸性電解水装置を手がける。分析室の設置を機に、従来の浮遊菌や付着菌の分析に加えて、鉄やマンガンなど金属の元素分析や既存事業の微酸性電解水に関連する電解槽における電極の経年劣化分析などに活用する。
中小企業は各種の分析を公的機関や民間の分析会社に依頼することが多いが、内製化を進めるとともに外部へ向けて元素分析サービスを提供することも検討する。鈴木社長は「今後のニーズを的確に把握し、社員のモチベーションも向上させ、生産性を高めたい」としている。