Powered by 日刊工業新聞

ニュース

松風、中国に歯科材料・機器の生産子会社

【2024年3月11日付 生活インフラ・医療・くらし面 日刊工業新聞電子版

【京都】松風は日本から中国に輸出している虫歯治療用の歯科材料や機器などを現地で生産する。4月に子会社「常州松風歯科」を江蘇省に設立し、同省常州市の工業団地でレンタル工場を借りて2026年に稼働を開始する。総投資額は9億円。中間所得層が増える中国では医療や健康関連の需要が堅調で、今後も成長が見込めることや、中国が強める国産品優遇などが歯科材料などに及ぶ可能性も考慮し、現地で生産をする

新子会社の資本金は約5億円。レンタル工場は3階建て延べ床面積約3700平方メートルで、7月ごろから製造設備導入などの準備を進める。生産能力は明らかにしていないが、中国向けの15%ほどをカバーする見込み。

松風の中国事業は年々伸び、22年度は全売上高の約13%を占めるまで成長した。今回のレンタル工場だけでは中国向けを全てカバーできないため、将来の地産地消に向け順次生産能力を拡大していく。

おすすめコンテンツ from Biz-Nova(ビズノヴァ)

最近チェックした情報

ページトップ