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オールジャパンで挑め!中・四国の舶用企業(2)マンセイ 救命艇進水装置トップ

【2025年9月1日付 西日本面 日刊工業新聞電子版

大型・特殊品で28年新工場

マンセイ(広島県福山市、松葉克博社長)は、船舶に搭載する救命艇進水装置(ボートダビット)で国内シェア約7割を持つトップメーカー。救命艇は海上人命安全条約(SOLAS条約)で外航船への搭載が義務づけられており、外航船を建造する国内造船所ほぼすべてと取引がある。

ボートダビットメーカーとしては後発だったが、シェアを伸ばしてきたのにはいくつか理由がある。まずは救命艇が自由落下して進水する「フリーフォール式」への対応が早かったこと。つり索とウインチを用いる従来式よりも着水までの時間が早く、元々は海上油田向けに開発された。欧州から商船への搭載が始まり、2006年にSOLAS条約に採用された。

もう一点は設計からアフターサービス

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