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コラム

【連載】グローバルの眼/新元号「令和」、中国で話題に 中国由来の文化に感慨

【2019年6月12日付 国際面 日刊工業新聞電子版

プロ野球の巨人―中日戦の始球式で書家の高木聖雨さんが書いた「令和」を背に投げる囲碁棋士の仲邑菫さん(中央、5月1日=東京ドーム)

新天皇陛下の即位に伴う改元から1カ月が経過した。早くも令和という元号に馴染み、親しんでいる日本人が多いようだ。そんな日本の新元号の発表に、中国の人々も熱狂したことをご存じだろうか。

4月1日の新元号の発表直後、中国のニュースサイトでは速報が流れ、中国のSNS上でも「新元号おめでとう」といった投稿が相次いだ。驚いたのは、新元号の典拠について、発表から30分もたたないうちに、さまざまな情報が飛び交ったことだ。

報道されている通り、令和の典拠は「万葉集」の梅の花の歌である。だが、その歌は中国最初の詩文集である「文選」の句を踏まえているといわれている。発表後に…

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