新天皇陛下の即位に伴う改元から1カ月が経過した。早くも令和という元号に馴染み、親しんでいる日本人が多いようだ。そんな日本の新元号の発表に、中国の人々も熱狂したことをご存じだろうか。
4月1日の新元号の発表直後、中国のニュースサイトでは速報が流れ、中国のSNS上でも「新元号おめでとう」といった投稿が相次いだ。驚いたのは、新元号の典拠について、発表から30分もたたないうちに、さまざまな情報が飛び交ったことだ。
報道されている通り、令和の典拠は「万葉集」の梅の花の歌である。だが、その歌は中国最初の詩文集である「文選」の句を踏まえているといわれている。発表後に…