“債務漬け”批判に対応
米中対立が一段とエスカレートする中、習近平体制下における「一帯一路」のグローバル展開が、再び拡大・加速されようとしている。
2013年の構想提唱以来、2回目となるハイレベルフォーラムが4月末に北京で開かれ、その詳細な成果リストがこのほど公表された。それによると、六大分類から成る計283件もの文献項目が列挙されている。中でも筆者が特に着目したのは、中国財政部による途上国の財政持続性の分析評価に関わる報告書である。
習近平国家主席は、同国際会議の開幕式の基調演説で、改めて「一帯一路」の共同建設を推進しようと呼びかけた。加えて、…
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