抜本的な見直し必要に 世界が新型コロナウイルス対策で苦戦を強いられている。中でも新興国の状況は深刻である。 新興国の弱点の一つは財政余力の乏しさにある。厳しい感染拡大予防策がもたらす企業活動の休止、家計所得の減少、失業の増加に政府財政が耐えることができないのだ。また権威主義的政体下にある国などでは、政権の正統性を経済成長に負っていることが少なくなく、成長維持への強い政治的誘因が存在する。これらの事情が厳しい感染予防策の採用を躊躇(ちゅうちょ)させ、結果的に感染拡大を助長するのである。 さらに新興国では貧困層が密集して… 日刊工業新聞電子版で続きを読む (電子版への会員登録・ログインが必要です) 【関連記事・情報】 【連載】グローバルの眼/コロナショック最大の“被害者” 【連載】グローバルの眼/新型コロナ 欧州経済の脅威に 【連載】グローバルの眼/企業から見る中国生産の代替地 【連載】グローバルの眼/中国経済、新型コロナでマイナス成長 【連載】グローバルの眼/悲壮感漂うタイの日系企業 グローバルの眼国際経済新型コロナ新興国サプライチェーンアジア