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コラム

【連載】グローバルの眼/日本のソフトパワー生かす

【2019年5月17日付 国際面 日刊工業新聞電子版

アジア向けビジネス拡大

北海道の雪山などの大自然が中国人やマレーシアなど東南アジアの観光客を惹きつけている(知床半島)

日本は人工知能(AI)や5Gで米中などに後れをとっていると言われる。日本人の得意とする「モノづくり」も取捨選択とAIとの連携を図った製品や競合国との差別化が迫られている。

今後の成長分野の一つは以下に列挙したように、日本人に好印象を抱くマレーシアやアジア諸国に、日本がノウハウを持つビジネスを展開することではないだろうか。例えば「おもてなし」などCaringな日本人像の延長にある介護ビジネス。「長寿メニュー」を提供するレストラン。「美容と健康年齢を伸ばす」フィットネス。来年の東京五輪・パラリンピックでノウハウが蓄積されるハラールビジネスなど。

〈日本のイメージはモノからソフトへ〉

かつての日本のイメージは、家電や自動車、後にパソコン、携帯電話、ゲーム機器など「品質の良いモノをつくる日本」というものだった。これらは…

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