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コラム

【連載】グローバルの眼/存在感増す日本の“中国人社会”

【2019年4月10日付 国際面 日刊工業新聞電子版

都心に新興チャイナタウン

 4月から改正出入国管理法が施行された。従来は留学生、技能実習生、高度人材にしか認められなかった外国人の就労だが、改正により在留資格の幅が増えた。今後、日本で働く外国人はますます増えていくことが予想される。

私はこれまで中国の社会事情やビジネス事情などを主なテーマとして、中国で取材活動を続けてきたが、近年は「日本の中の中国」にも関心を抱き、いくつかの著作も発表してきた。中国人留学生の実態や日本企業で働く中国人人材の活用、中国人観光客による爆買いの変遷などについてだ。昨年末にはそれらも含めて、在日中国人社会の最新事情を描いた「日本の『中国人』社会」を出版した。

2018年6月時点で、在留外国人は約263万7000人。その3分の1近くを占めているのが中国人で、約74万人に上る(香港・台湾を除く)…

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