“日本車制限”にも影響か
11月15日、連邦の米国国際貿易裁判所(CIT)は、トランプ大統領が昨年8月、トルコからの輸入鉄鋼に限定して追加関税を25%から50%に引き上げたことは、根拠不十分かつ1962年通商拡大法232条違反との判決を下した。被告の米国政府は、原告のトランスパシフィック・スティールに追加関税の返却を命じられ、完敗した。
232条は、輸入品が米国の国家安全保障に脅威を与える場合、大統領は禁輸、関税引き上げなどの措置をとり、輸入を制限できるとしている。判決のポイントは232条の手続き期限の違反。
大統領が輸入を制限するためには、…