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コラム

【連載】グローバルの眼/米中摩擦激化で代わる対米輸出国

【2019年9月6日付 国際面 日刊工業新聞電子版

ASEANに注目集まる

2018年7月に米国が中国から輸入される産業機械や電子部品などに25%の追加関税を発動してから、米中の貿易摩擦は激化の一途をたどっている。同年8月には第2弾(半導体や化学品など)、翌9月には第3弾(家具や家電など)の追加関税が発動された。さらに19年8月には消費財を中心とする対象品目輸入に対する第4弾を発表した。

これまで発動された追加関税により、米国の中国からの輸入が大きく減少している。米国商務省発表の貿易統計を四半期ごとでみると、米国の輸入総額は18年7―9月期以降も前年同期に比べて増加を続けたが、中国からの輸入額は19年1―3月期から前年同期を下回っている。今年上半期の米国の輸入総額は前年同期に比べ39億ドル増加したが、中国からの輸入額は同356億ドルも減少した。商品分類別(大分類)では、「機械類・輸送機器」「雑製品」「素材製造品」「化学製品」の減少額が大きい。中分類では、(1)「通信機器」(2)「事務機器等の部品」(3)「家具・寝具」(4)「電子式自動データ処理機械」(5)「熱電子管、冷陰極管、光電管」の五つが、中国からの輸入減少額の半分を占めている。

このような状況において、…

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