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コラム

【連載】グローバルの眼/中国プラットフォーマーの攻守戦

【2020年7月24日付 国際面 日刊工業新聞電子版

リアル・海外に主戦場

BAT(Baidu、Alibaba、Tencent)はICT分野のプラットフォーマーとして、中国社会のデジタルシフトをけん引してきた。一方、3社はこれまで互いの領域、EC(電子商取引)やSNS、広告、コンテンツなどへ踏み込み、競合しあってきた。なお、バイドゥは主力の検索サービスにこだわり過ぎて他領域への進出が出遅れたことが主因で、現在、時価総額も売上高もテンセントとアリババの後塵(こうじん)を拝するようになっている。一方、中国では近年、BATへの挑戦者となるような新興企業が登場している。中でも次世代プラットフォーマーとしてTMDP(Toutiao・TikTok、Meituan/Xiaomi、DiDi、PDD)の台頭に注目したい。

Tとは、字節跳動(バイトダンス)が運営しているニュース配信アプリの「今日頭条(Toutiao)」と動画配信アプリの「抖音(TikTok)」のことである。今や世界最大のユニコーン企業であるバイトダンスは、アプリの人気と拡散力を武器に海外進出に注力し、現地市場の開拓に実績を上げている。だが、米中対立、中印対立など政治の影響を受けやすい側面が懸念される。

Mは2社。一つは出前アプリの「美団点評(MeituanDianping)」で、…

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