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コラム

【連載】グローバルの眼/中国主導のデジタル経済圏

【2019年9月27日付 国際面 日刊工業新聞電子版

「一帯一路」通信網を拡大

今日のデジタル経済時代の下で、中国政府による「デジタル・シルクロード」(以下、「デジロード」と略称)と呼ばれるハイテクネットワークを通じた独自の“デジタル経済圏”の構築が、目下、着々と進められている。

周知のとおり、中国はこれまで、陸と海のシルクロードとも言われる「一帯一路」構想を強力に推進してきた。同構想の提唱から3年余り経て開かれた第1回「一帯一路」国際協力サミット・フォーラム(2017年5月)において、習近平国家主席がその一環として新たに提起したのが「デジロード」であった。これは、従前のような港湾や鉄道、道路などの交通インフラ整備にとどまることなく、さらに「一帯一路」沿線国を中心に通信ネットワークを張り巡らせ、その後に電子商取引(EC)やスマホ決済などネットサービスの分野で、中国主導のデジタル化経済を確立していくことが目指されている。

そうした中で特に注目を集めたのが、…

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