ネット通販で米中激突
東南アジアで、米中の大手企業がネット通販事業の覇権をめぐり激しい火花を散らしている。具体的には、中国の電子商取引(EC)大手のアリババ・グループ、京東グループ(テンセント系列)と米国のネット小売り巨人のアマゾン・ドット・コムが競争する。
東南アジアの6億人市場への進出をいち早く積極化させ、その存在感を高めているのが中国勢だ。主な背景としては、中国国内におけるネット通販事業の成長鈍化・成熟化と東南アジア市場の将来性がある。中国政府が従前より、越境EC、同国のインターネット企業の海外展開促進の意向を示してきたことも後押ししている。
中国企業の東南アジア進出の中ではネット2強の一つ…