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コラム

【連載】グローバルの眼/パキスタン、中古日本車の輸入激減

【2019年11月15日付 国際面 日刊工業新聞電子版

「特例」濫用で法律厳格化

パキスタンでの中古車需要は根強い

パキスタン人は、中古車貿易の国際ネットワークを構築していることで世界的に有名だ。日本では2000年代以降に、富山県など日本海側の港周辺にパキスタン人の中古車輸出業者が集積した。日本からパキスタン向け中古車輸出は17年には8万7093台(日本中古車輸出業協同組合=JUMVEA調べ)に達した。

パキスタンでは、車体に日本語の会社名や店名のステッカーが貼られたままの中古車が走っている光景が、各地で数多く見られる。日本車は「長持ちする」とすこぶる評判で、そのオーナーは日本車であることを誇示する。

18年7月、パキスタン政府は自国のノンファイラー(所得税を確定申告していない人)に対する自動車(新車・中古車)の購入・登録を禁止する政策(財政法2018)を実施したが、…

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