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コラム

【連載】新興国ウオッチ(9)オマーン 地理的好条件に可能性

【2018年9月27日付 金融面 日刊工業新聞電子版

中東・オマーンの経済は岐路に立っている。以下の課題がある一方で、後述のようにポテンシャルも大きい。

石油などの天然資源を有する国だが、中東の他の産油国と異なり原油埋蔵量は約15年分と短い。

これまでのところ、産業多角化はその途上にとどまり今後の課題となっている。特に財政は資源依存度が高く、2014年半ば以降の油価急落により、16年度には財政赤字が国内総生産(GDP)比2割超となった。財政資金調達のため国債発行などを進めた結果、政府債務残高は近年大きく増加し、債務管理が課題となっている。

これらを受け、業界大手2社の格付けは、ピーク時から大きく引き下げられており、現在ムーディーズはBaa3、S&PはBBとなっている。しかし、長期的には大いに発展が見込まれる国であり、日本企業にとっての魅力は計り知れない。

まず、その地理的…

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