市民に収益還元、設置増へ ドイツのエネルギー転換が意外な壁にぶつかっている。住民や鳥獣保護団体の反対により陸上風力発電プロペラの設置数が激減しているのだ。政府は法律改正で市民への収益還元の道を開き、設置数を回復させようと必死だ。 風力エネルギー連合会(BWE)によると、去年新設された陸上風力発電設備の数は420基。2017年(1792基)の約4分の1にすぎない。去年の新規設備容量も1431メガワットで、3年前(5333メガワット)に比べて73%も減った。21年前の再生エネ促進法の施行以来、ほぼ最低の水準だ。 その理由は鳥獣保護団体が… 日刊工業新聞電子版で続きを読む (電子版への会員登録・ログインが必要です) 【関連記事・情報】 【連載】グローバルの眼/欧州、異常気象に危機感 【連載】グローバルの眼/ドイツを襲う景気減速の逆風 【連載】グローバルの眼/ドイツのIoTモノづくり革新 【連載】グローバルの眼/コロナで加速するインダストリー4.0 【連載】グローバルの眼/EVシフト進むドイツ車業界 グローバルの眼ドイツ国際経済陸上風力発電再生エネ電力