「50年CO2実質ゼロ」宣言 ドイツの街角では今夏以降、電気自動車(EV)を見かける頻度が急に増えた。自動車業界がEVシフトに本腰を入れ始めたのだ。ドイツ自動車工業会(VDA)のミュラー会長は10月28日に「2050年までにモビリティーからの二酸化炭素(CO2)実質ゼロを達成する」という目標を発表した。 これは欧州連合(EU)が打ち出した「2050年までに実質ゼロ」という目標を自動車業界が初めて正式に受け入れたことを意味する。EUからは、「自動車業界のCO2削減はエネルギー業界に比べると遅れている」という批判が出ていた。 ミュラー会長によると、同国の自動車メーカーは今後… 日刊工業新聞電子版で続きを読む (電子版への会員登録・ログインが必要です) 【関連記事・情報】 【連載】グローバルの眼/欧州、異常気象に危機感 【連載】グローバルの眼/ドイツを襲う景気減速の逆風 【連載】グローバルの眼/ドイツ、ポスト・メルケルに暗雲 【連載】グローバルの眼/ドイツのIoTモノづくり革新 【連載】グローバルの眼/コロナで加速するインダストリー4.0 グローバルの眼ドイツ国際経済EVCO2削減