■解決“タイミングが全て”
バイデン大統領が正式に誕生した。しかし、米国の新しい指導者を取り巻く内外環境は“良好”とは言い難い。
社会の基調となるべき経済は、トランプ前政権下、コロナ禍への対応を誤ったため、感染症がまん延。消費や生産面への打撃もその分大きくなり、救済のために金融を大幅緩和してみれば、市中に購買力があふれた。将来のインフレ懸念故か増発通貨の手中留保より、他の金融資産に移転させる動きが加速。それによる株価高騰が社会の格差をさらに助長してしまった。
また、中西部製造業の雇用を守るためと称し、…
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