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コラム

【連載】グローバルの眼/欧州でも「年金問題」

【2019年10月3日付 国際面 日刊工業新聞電子版

少子高齢化で制度維持困難

老後にいくら必要かが話題となり、年金への関心が一段と高まっている。政府も年金、医療などの社会保障の検討会議を始めている。余暇や趣味を楽しみつつ、安心して退職後を過ごすためにも、年金は重要である。これは欧州でも例外ではない。あるいは勤労から解放され、余生を送ることを楽しみとしている人々が多数である欧州では、年金はより重要ともいえる。

日本と同様、少子高齢化が進む欧州でも、現在の年金制度を維持するのは容易ではない。現役世代が負担をし、それを退職世代が受給するという賦課方式をとるのは日本と同じだ。少子化で負担を担う現役世代が減少する一方、退職世代が増大し、しかも平均寿命が延びるところから、年金の支給が徐々に苦しくなる。年金制度を維持するためには、現役世代の負担額を増やすか、年金世代の受取額を減らすか、あるいは政府予算で補填するしかない。

負担増となる世代、…

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