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コラム

【連載】グローバルの眼/選挙結果が語る米バイデン政権の行方

【2020年11月19日付 国際面 日刊工業新聞電子版

コロナ対策、最重要課題

長らく米大統領選挙を見ていて、今回の65%という高投票率には心底驚いた。本稿執筆時点においてジョー・バイデン候補が7920万票、トランプ大統領が7343万票。その差は3%程度に過ぎない。たいへんな総力戦であったことがうかがえる。

大方の予想に反し、トランプ氏は善戦した。そのことは議会選挙の結果を見ればよくわかる。共和党は上院での多数を維持する見込みであり、下院では5議席程度の増加となっている。トランプ氏が票を掘り起こしてくれたお陰で、危うく救われた共和党議員は少なくない。事前に予想されていた「トリプル・ブルー」は実現しないだろう。

民主党が掲げてきた「進歩的」な政策課題は、…

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